【 掲載作家さまへ 】
メールでもお知らせしましたが、Jコミ改め「絶版マンガ図書館」に、「作家マイページ」が付きました!
そこでは、先生の掲載作品一つ一つについて、
- 「Jコミが提供するサービス(キンドル登録・ハートコミックス登録など)」を受けるかどうかを自由にコントロールできる。
- 現在の広告収益を見たり、振り込み時期を指定できる。(予定)
- 個人JコミFANディングを始めたりできる。(予定)
- 紙ではなく、電子で契約書を締結できる。
といった便利な機能が使えます。
まずは今回、「キンドル(KDP)への登録機能」からスタートしました。
他の選択項目も、順次実装していきます。
・・・現在「絶版マンガ図書館」に無料掲載されている先生の作品を、世界中のキンドル・ストアでも同時に「有料販売」してみませんか?!*1
■ キンドル(KDP)って何?
キンドルは世界で最も普及している電子書籍端末であり、キンドル・ストアは日本で5割以上のシェアを誇っています。
KDPは「amazon KDP(キンドル・ダイレクト・パブリッシング)」の略です。要するに、出版社を通さず、直接キンドル・ストアで販売できるシステムですね。
■ 印税率はどれくらい?
予告通り、作者印税30%、Jコミ手数料5%となっています。*2
■ 作者は何をすれば良いの?
キンドルに登録するためにやって頂くことは、2つあります。
まずはメールでお知らせしている「作家マイページ」に行き、サインインしますと、絶版マンガ図書館に掲載されているご自分の作品タイトルが、ズラッと並んでいます。
まず、登録したいタイトルの「キンドルでの印税率設定へ」を押して下さい。
そして、
(1)印税率や定価について決定して下さい。
その後、続けて
(2)それぞれの巻について、「あらすじ」または「作品情報」を入力して下さい。
やるのは、この2つだけです。
もし2で「あらすじ」を入力する場合、私が書いた例文1がありますので参考にして下さい。「あらすじ」なんて書くのは面倒、という場合は、例文2のように各巻に同じ作品情報だけ入れておいて下さい。
この2つを、送信(登録)すると、それでもう終わりです。
キンドル・ストアで売れた収益は、Jコミでの広告収益と合わせて振り込まれますので、他には特にやることはありません。簡単でしょ?
■ 販売価格は?
価格について、一つ提案をさせて下さい。
Jコミの新年会に参加して下さった先生方は、この理論をご存じかもしれません。
普通、電子書籍は「1巻目を安くして、面白かったら2巻目以降も買ってもらう」ような売り方が主流ですよね。しかし古い作品の場合、新刊と同じ値段で売っても太刀打ちできないことも多いことでしょう。
ただ、新刊と違って、古い作品には
- 「懐かしい」という立派なセールスポイントがある。(しかも懐かしむのは、資金的に余裕があるマニア&中高年層が多い)
- すでに完結している。(まとめ買いを誘える)
- ストーリーも大体知っていることが多い。(だから「買って、読まない」という選択肢があり得る)
という「新刊には無い特性」を持っています。
ターゲットは、ズバリ「漫画コレクター」です。本やゲームの場合、「積ん読」や「積みゲー」といって、「すぐには読まないのに、とりあえず買っておいてもらう」ことができます。
娯楽商品はつまるところ消費者の時間の奪い合いであり、しかし人の時間は有限なので、「実際に消費できる以上の数を、まとめ買いしてもらう」ことは非常に重要なのであります。
また、例えば『THE STAR』(全24巻)が欲しい場合、巻数が進むにつれ、読者の体力(お金)が尽きてきます。途中で買うのを止めてしまう人もいるでしょう。
そこで、巻数が進むほど安く設定し、購入者の体力を助けてあげると共に、「読まなくても良いから、より多くの巻数を買っておいてもらおう」というのがこの理論の骨子です。
この赤松理論(^^;)に基づき、2巻目以降を「1巻より大幅に安くする」という、従来とは逆の価格設定にさせて下さい。(※この提案を断るボタンもあります)
- 150ページ未満 ・・・1巻は定価100円。2巻目以降は95円。
- 150〜300ページ・・・1巻は定価200円。2巻目以降は95円。
- 300ページ超え ・・・1巻は定価300円。2巻目以降は150円。
これは、意外と世界初の実験であります。
・・・もし失敗したら、来年からは2巻以降も「1巻と同じ値段」に直します(笑)。
以上です。
(参考)
『ラブひな』や『THE STAR』の各巻閲覧数を見ると、読者は意外と最終回が気になっていることが分かります。だから、ホントはこんな感じの価格設定にしたいんですよね。(KDP入力が面倒なので止めますが(^^;))