最近マンガ業界で増えている、
- 単行本の1巻は出たけど、2巻が(描いたのに)出ない
- そもそも1巻さえ出ない
という現象。そこから作品を救済すべく開発されたのが、
★「Jコミで印刷できるってよ」 システムであります!(その理論と意義は、コチラをご覧下さい)
ちなみに「HD」は、βテストから進化した「高画質版」を意味しています。
いよいよ本日(5/16)から、正式にスタートです。(^^)
Jコミで「未単行本化作品」タグがついている作品、つまり惜しくも単行本にならなかった作品を、一冊から「紙の本」で購入することができます。
上のサンプルは、「Jコミで印刷できるってよHD」と全く同じ仕様で作成された、「第3回JコミFANディング」の3冊です。これを使って品質をご説明しましょう。
【 「Jコミで印刷できるってよHD」の特徴 】
(1)作者印税は30%
印刷代が定価の50%で、作者印税は30%、手数料20%という設定です。
(2)一週間で、読者の手元へ紙の本をお届け!
読者が購入手続きを済ませると、大体一週間以内には郵送されてきます。
(3)「DRMフリーのPDF版(電子書籍)」も同時に貰える。
購入者のメールアドレスなどの電子透かしが刻印された「DRMフリーのPDF版」を、購入手続後30分以内に発行します。
紙の本が届くまで、電子版で楽しんでもらおうというわけ。実は、これだけでも欲しい人が多いんじゃないかな(笑)。DRMフリーなので、どんな端末にでもコピーして読むことができます。
(4)裏表紙に、作者のサイン画像が入っている
直筆ではありませんが、かなりのお得感がありますね。ただし、Jコミの求めに応じてサイン画像を送って下さった先生方の本のみです。*1
【βテストからの改善点 】
・解像度300dpiのデータを使用し、βテストの倍以上の画質を実現
実際の印刷物を撮影した画像です。ゲラ刷り*2からのスキャンながら、かなり細かい線まで出ていますね。「印刷できるってよHD」は本文ページが特別仕様の純白紙なので、その分絵が映えます。
スクリーントーンのドットが、一つ一つ見えるようになりました。ゲラ刷りスキャンではこの辺が限界。
生原稿からスキャンした作品は、更に高解像度の画質となります。
・背表紙に、タイトルと作者名が入るようになった
ただし、タイトルに作者名が内包されている場合は、作者名を省略する場合があります。また、製本方法で「ホッチキス綴じ」を選択すると、背表紙はつきません。
・紙の種類と厚さを変更し、よりスラスラ読みやすくなった
裏移りしにくく高級感あふれる本文の紙と、一般的なマンガ単行本のように曲げやすい表紙の紙によって、βテスト時よりもかなり読みやすく仕上がっています。
正式スタートしたサービスですので、βテスト時と違って「印刷できるってよHD」ボタンはずっと設置されたままになります。
また、希望が多ければ「未単行本化」以外のJコミ掲載作品も、印刷サービスを検討いたします。