11月3日にスタートしました「Jコミで印刷できるってよ」のβテスト。
おかげさまで様々なニュースサイトに取り上げていただき、11月30日に大反響のままβテスト期間を終了しました!
今回の注文冊数は計422冊。売り上げ上位をご紹介しましょう。
- ふくやまけいこ先生 『ファンテール』・・・77冊
- がぁさん先生 『デッドコピー』・・・・・・・・40冊
- がぁさん先生 『うちの猫’ず日記』・・・・40冊
- 赤松健 『いつだってMyサンタ!』・・・・32冊
・・・以下、『箱入り娘』、『夏目義徳短編集 1995-2003』、『極限サイクロン』、『ちゃのま!』と続きます。印税50%は、11月分の広告収益と同時に作者先生方にお振り込みいたします。(^^)
購入者からの評価ですが、いわゆる「商業コミックスの画質」を想像していた方も多くて、画質に関してはイマイチ(または「こんなもんでしょ」)との評価が多かったですね。特に出版関連の方々からは、画質についてだいぶ低い評価を受けました。*1
また、背表紙と裏表紙が真っ白だったり、表紙の紙が若干固めだったり、材質に関しても多くの感想を頂いております。
そこで、来年から採用される「正式版:Jコミで印刷できるってよ」では、以下の5点を大幅改善いたします!
【「正式版:Jコミで印刷できるってよ」の仕様 】
(1)解像度300dpiのデータを使用し、βテストの倍以上の画質を実現する
βテスト版では、JコミのWEB公開用保管データ(144dpi)をそのまま印刷所に入稿して出版していました。これを、正式版では300dpi級の解像度で作り直します。
大体2倍強の細かさになるわけですね。
(2)裏表紙に、JコミのロゴやURL、そして作者のサイン画像が入る
裏表紙が真っ白で奥付の類も一切無かったのを、JコミのロゴやURLを付けて、発行した組織を明確にいたします。
また、作者先生から直筆サイン画像をいただき、それを裏表紙にプリントしてプレミアム感あふれる一品にします。
(3)背表紙に、タイトルと作者名が入る
本棚に並べたときに、背表紙が白いとイマイチですので、せめてタイトルと作者名を印刷いたします。ただ、ホチキス綴じだったり、極端に薄い冊子の場合は不可です。
(4)電子透かしが入った「DRMフリーのPDF版ファイル」が同時に貰える。
購入者のメールアドレス等の電子透かしが入った「DRMフリーのPDF版」を、購入手続後すぐに発行します。
紙の本が届くまで、電子版で楽しんでもらおうというわけ。実はこれだけでも欲しい人が多いんじゃないかな。(笑)
(5)表紙の材質を変更し、より読みやすく
表紙の厚紙の材質を変更し、本文ページの紙も若干薄くして、より読みやすい書籍を目指します。寝転んだまま、パラパラ読めるのが目標です。
・・・いかがです。これは、β版で買った方がもう一度買ってしまうレベルなのではないでしょうか。(βテストに協力して下さった購入者の皆さんには、PDF版くらいは無料で進呈しようと思っています。)
サービス開始は、年内はちょっと無理なので、来年になります。
また、正式版では「未単行本化作品」だけでなく、いよいよ単行本未収録回のある作品(いわゆる「描いたけど単行本が出なかった巻」)も販売対象に入れる予定です。
ご期待下さい!(^^)
*1:そもそも生原稿を紛失しているタイトルが多くて、底本にする単行本さえ存在せず、雑誌からのスキャン以外に方法がない以上、商業コミックスの画質は望むべくも無いのですが・・・。