(株)Jコミックテラスの中の人

マンガ図書館Zに関する実験や報告をするブログです。

★ よしまさこ先生の3作品が、フランスで紙の本として再出版決定!

昨日のメルマガで速報を出しましたが、いよいよ正式発表です!


Jコミ掲載作品の中から、よしまさこ先生の3作品が、来年早々にフランスで「紙の本」として再出版されることになりました〜!!


おお〜、すげ−!!パチパチパチ!(^^)
この度、フランスでの再出版が決まったのは、よしまさこ先生の以下の3タイトルです。

  • 『BOOBOO』 (全4巻)

 http://www.j-comi.jp/book/comic/3571

  • 『愛さずにはいられない』 (全3巻)

 http://www.j-comi.jp/book/comic/3661

 http://www.j-comi.jp/book/comic/42011
ご想像の通り、Jコミでこれらの作品を見たフランスの出版社が、直接Jコミに依頼してきた企画です。
この案件に関しては、よしまさこ先生に代わってJコミ契約書チェック&交渉を行い*1データ自体もJコミが作成いたしました。よしまさこ先生にも、大変喜んで頂いております。


【 フランスでは、日本マンガが結構人気 】
ところで、フランスでは日本文化がかなりの人気で、日本マンガも意外と売れています。北米、南米、台湾などに続いて、なかなかのお得意様なのではないでしょうか。
そんなフランスから、昨年末にJコミ掲載作品を、フランスで販売したい」という依頼が舞い込みました。
こういう場合、Jコミの返事は一つです。特に電子の場合、「売れた分だけ支払う」形だと作家さんの儲けが非常に少なくなってしまいますので、

  • 初版数を決めるイメージで、例えば3千部と決めたら、売れても売れなくても作家さんに3千部の印税を前払いする。

・・・この一点です。この一点がOKの業者のみ、Jコミは作家さんとの仲介を引き受けています。
で、今回のフランスの出版社はこの条件を飲み、しかもフランス語への翻訳を独自に行い、何と電子ではなく「紙で出版」するとのこと。
よしまさこ先生にこの件を伝えたところ、それはもちろん大喜びですよ!(笑)


Jコミの立ち会いのもと、フランス側のエージェントよしまさこ先生との契約書調印式は行われ、すでに印税も支払われております。*2
絶版書から数十万円の利益が生まれ、しかもフランス語訳された紙の本が来年出るということで、夢ふくらみますよね!
フランスでの発売は、来年初頭の予定。この後、売れ行きなどの様子を見つつ、更に他のJコミ掲載作品も、という話も出ています。ご期待下さい。

*1:先生お一人でフランス人と交渉するのは不安でしょうからね(^^;)。

*2:今は超ユーロ安なのがちょっと残念かな(笑)。また、例によってJコミの手数料は0%です。